2009-08-23

音楽と映画、映像。

菅野よう子さんの音楽が結構好きなんです。

どんな曲を作るの?と聞かれたら、
「いろんな要素のモノを混ぜ込んで咀嚼してひとつの曲という器に落とし込んだような音楽」と、私は答えます。頭の中で考えるだけなら誰でもできそうに思いますが、多分簡単にはできないのでしょう。もし簡単にできるようなら菅野さんが売れるような状況にはなっていないでしょう。

私は音楽はもっぱら聴くほうの部類の人間ですので、製作技術にとどまらず音楽が生み出されているであろう瞬間は想像(妄想)するしかないわけです。また仮に作れと言われても無理だと思います。ですからここで書かれていることは素人が考える空想の世界の話に過ぎないかもしれません。

さてもとに戻りますが、菅野さんの名前をはじめて知ったのは攻殻機動隊 Stand Alone Complexというアニメでした。私は漫画雑誌の方でその存在を知っていました。また映画化もされたのでそれも見ました。ただその当時は劇中に使用される音楽についてはあまり興味を持ちませんでした。ストーリーや脚本などがあまりにも私にとって凄まじくセンセーショナルだったからです。


ある日ふと思いました。
もし製作者の意図が完全に、音楽までにも行き渡っている作品てあるのだろうか、と。

他人の意見は全く別にして、私の中で、私が見ている映像に音楽はあっているのだろうか???ここで重要なのが「私が見ている映像」であり「私が聞いている音楽」なのです。当然ですが、一人一人違うものであると思います。他人が見ている映像は“他人が見ているモノ”であって“私が見ている映像”と違うものだからです。それは音楽においても同様であると思います。

それを考えたときに"Vangelis"という人はすごいと思いました。
そこから映像と音楽の繋がりを自分なりに聴いて感じるようになりました。


そしたら川井憲次さんも半端じゃないって感じるようになりました。あらためて映像を見て音を聞いたとき鳥肌でした。この人たちはなんてすごいことをしているのだろうと。

しかしながら、そんなことを感じられるような作品は少ないように感じます。もしかすると私が出会ってないだけなのかもしれません。
この世界には星の数ほどミュージシャンやアーティストさんがいて映像作家さんや監督さん、脚本家や演出家の方々がいらっしゃいます。その中でその作品を楽しめるのはほんの一握りです。もしかすると類まれな力はあっても「運」がなく日の目を見ることのない作品もいっぱいあるのではないでしょうか?

いつかそういう方達のサポートができるような力がほしいです。

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