2011-01-30

電子書籍についての考察。

http://www.computerworld.jp/topics/move/190254-1.html
http://www.computerworld.jp/topics/bmobile/190319-2.html
http://www.computerworld.jp/topics/bmobile/190380.html


あまり、コンテンツといったものをあえて考えてきませんでした。
なのでこのあたりで
コンテンツについて読んで考えたことを書いていければいいなと思います。


amazonの本国アマリカでは
Kindle(電子ブックリーダー)は書籍100冊に対して115冊売れたと報じられています。また会社組織にとって見ても売り上げで36%増加したそうです。ただ売上高に対してKindle占める数字はでていませんのでなんともいえませんが。


しかし、この状況は
ある状況ににています。
iPod&iTunesですね。appleによって日本のデジタルコンテンツ(音楽)は壊滅的な打撃を受け、コンテンツだけでなくwalkmanを中心とするプレイヤー(家電)も大打撃を受けました。なんとか、ソニーは持ち直したかに見えますが、予断を許さぬ状況だと思います。また市場の嗜好の変化にも付いていけなかったという側面もあるかもしれません。右へ倣えの日本人が特に嗜好というものに関しての考え方が変わってきているということもありますし、同時にさまざまな嗜好(趣味)が増え、大当たりがしなくなったということも考えられます。日本国内では2005年から2006年にかけてiPodは爆発的な売り上げを見せ始めと記憶しています。調べると「シャッフル」と「ナノ」そして第五世代のiPodの発売時期ですね。
例として音楽であげると、この年からミリオンセラーは出にくくなった年でもあります。


音楽のユーザーはどこに行ってしまったのかが盛んに論じられるようになりました。さまざまな要因が考えられますが、一つは価値感や嗜好の分散、そしてゲームで言うところのライトユーザーがデジタル音源に流れたことがあるとも思います。同時に忘れてはいけないことがファイル共有による違法アップロードも要因の一つに上げられます。




そういったことを踏まえて
電子書籍について考察をしてみると面白いことが浮かび上がってきます。
Amazonの電子書籍においてのKindle
AppleのデジタルメディアとしてのiPod&iTunes
は似て非なるものですね。
ちなみにAmazonはコンテンツホルダーでもあります。しかし、Appleは違います。広義の家電屋です。しかし、Appleの成功は(デジタルメディアの普及、iPodの成功)は大いにビジネスモデルの参考になるでしょう。そして上記のリンク記事からは、本当に日本はガラパゴス化が始まっているということでしょうか?!もし、今後個人レベルで作家サンたちが立ち上がり、版権の一部をAmazonに委託するようになった場合、どうなるでしょうか?
(版権の意味があやふやですが・・・)
私は販売権と認識しています。
つまり著作権は作家さん。(と、もしくはその所属事務所)
販売権を出版業者とAmazonへみたいなことになってしまったら


困難であっても版権の半分を買取り、いえ、最初から版権はAmazonと共同保有でということになったら・・・、日本の出版業は完全に死に体ですよね。
音楽業界は徐々に変わりつつあります。
デジタルコンテンツが簡単に売れます。(ちょっとしたカラクリがあることは否定できませんがそのよさは好きな曲だけ買うことが出来るライトリスナーや中学生・高校生を捕まえたといえます。少しずつですがモノを買うことに対してそのものが実体化していなければいけないという考えは減りつつあるように思います。
一つの選択肢として電子書籍が確立しなければいけないと思います。
ただでさえ、活字離れは進んでいます。


最後に
今のように書籍を売りたい人間達が買いたい側にそっぽを向いたように見える状態が続くなら、Amazonが本気を出してAppleのように日本に売りに来たら一たまりもなくなるように思います。


一ユーザーからすれば「風穴」大歓迎ですが。


Kindle DXで日本の本が読める日は来るのでしょうか?

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